今回はBVEでの影の再現についてのお話です。ご存知の方も多いかとは思いますが、BVEには影を再現する機能がありません。そのため、影を再現するためには半透明の黒いストラクチャーを設置する必要があります。この記事ではBVE内での影をよりリアルにするための方法をお伝えします。目次グラデーションの活用影をリアルにする方法、それはなんといっても"グラデーション"です。こちらの画像をご覧下さい。上がグラデーション無しの影。下がグラデーションありの影です。いかがでしょうか?下のグラデーションありの方が数倍リアルに見えるかと思います。ひと手間かけるだけで明暗の差が曖昧になり、より自然な路線になります。グラデーションは簡単に作れますので、是非下の画像を参考に作ってみてください。影の作り方まずは既存の建物の直下に設置した影から前方向、後ろ方向におよそ4mずつ、それぞれ面を追加します。既存の影にはグラデーション無しのテクスチャを適用、追加した面にグラデーションのかかったテクスチャを適用します。この時私は透明度 0.40拡散光 1.00自己照明 0.00に設定しています。建物との距離や環境によって多少変えていますが、ご参考までに。テクスチャ素材ダウンロードまた、私が制作、使用している影テクスチャは以下のリンクからダウンロードいただけます。影テクスチャを作るのが面倒だという方は是非ご活用ください。このテクスチャはBVEに使用する分にはフリー素材とします。詳細は同梱のReadmeの通りですが、単体での二次配布や自作発言等はおやめください。ダウンロード様々な活用場面このグラデーション付きの影は建造物の下以外にも、色々な場面で使うことができます。例えばこんなところにも。上が影なし、下が影ありです。階段付近の立体感が強調され、より自然に見えます。細かな変化ですが、気になる部分には追加してみても良いかなと思います。私の路線データ内では、グラデーション付きの影は千種駅以外でも、橋上駅舎の下や高速道路の下など路線の広範囲で活躍してくれています。光の入り具合や、建物までの距離によって透明度を変えるのがおすすめです。実際に上の画像と下の画像では透明度を変えています。グラデーションが付いていても、やけに濃い影、やけに薄い影は逆に路線を不自然にしてしまうので、満足いくまで数値を調整してみてください。さいごに皆さんもこれを機に影にグラデーションをつけてみませんか?この記事が少しでも誰かの役に立てば嬉しいです。最後までお読みいただきありがとうございました。それではまた次の記事でお会いしましょう!